KAISEIブログ

 : 「ものづくり」から始まる理科の授業
 投稿日時: 2013/01/08

本校が今年から取り組んでいる「SMILEプログラム(Click!)では、理科の授業に「ものづくり」を取り入れています。

難しい話はこちら
<ねらい>
「理科離れ」という言葉が叫ばれるようになって久しい。実際、五教科の中で最も実体験(自然現象)と結びついているはずの理科において、生徒が自身の実体験と関連付けて理解するという場面が減っていると感じる。むしろ、理科は暗記科目であり将来の役に立たない教科,との認識がある。そこで,「実体験」と「授業」を結びつけるために、「ものづくり」による理科教育を行う。実際に「作るという実体験」と,作ったものを「操作するという実体験」を通し,授業と実体験(自然現象)の結びつきに気がついて欲しい。 
<仮説>
以下の2点の仮説を立て、検証する。
・授業内容に則した「ものづくり」を取り入れることで生徒に「実体験」を得させることができ、その「実体験」生徒の理解を助ける。
・理科の授業内容が、生徒自身の将来の役に立つものであると思うようになる。

さあ、難しい話はさておき(おいちゃうんだ)授業のようすをご紹介。


こら、材料で遊ぶんじゃありません。


この部分だけは接着に時間がかかるので、一番最初に作る。


上手になりました。


生徒には設計図は見せていません。
完成品と、仕組みだけを説明していきなり作る!


作り方も、話し合いながら工夫して考えるようになりました。


要求される機能が分かると、形も決まってきます。


怖い怖い怖い。


まだまだ恐る恐る。


接着剤もいろんな種類がある。


こっち見てないでしょ。


完成したのはこれ。「望遠鏡」。


作り方も簡単。材料も500円以内。


中学1年生で「光」について学びます。
その中に「レンズ」の単元があるのですが、生徒はちょっと苦手。


その苦手が、「ものづくり」で少しでも克服できるのか。


とにかく楽しんでいただきました。


凸レンズ2枚のガリレオ式。
見えている景色は上下左右が反対。


そこで、黒板の文字を読んでみた。


読めますか?

終わり。