KAISEIブログ

 : 教科書は、無い。答えは、見つける。
 投稿日時: 2013/06/21

開星中学校・高等学校の建学の精神は、
品性の向上をはかり、
 社会の発展に役立つ
  有望な人材を育成する
というものです。

この建学の精神を具現化するために取り組んでいるのがドリカムプランです。

そのドリカムプランの中から「科学」というキーワードでそれぞれの教科が新しい企画をもちよりできたのが、新しい中高一貫教育を目指す「SMILEプログラム」。

この「SMILEプログラム」で本校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されました。

この開星SSHの中心となる授業が「科学探究」。
「理科」ではなく「科学」を学ぶ。

今年は中学1年生と、高校1年生からスタート。

高校2年生と高校3年生では「課題研究」を行います。自分で研究課題を設定して、自分で研究します。「科学探究」の授業はその研究の為の準備。

教科書はありません。
生徒と先生が、一緒に授業を作っています。


高校1年生。
月に1回土曜日午前中を使って実験や発表会。


土曜日はゆっくり、まったり始まります。


この日の実験は「振り子の等時性を確かめなさい」というもの。
生徒は答えを知りません、どんな実験をするべきかも知りません。
2時間の授業を使って、考えて考えて実験デザインしてきました。


ときどきは、先生も口を挟みます。


でも、先生はほとんど生徒そっちのけ。
自分たちもやってみる。
(やってみないと分からないことはたくさんある)


天井も実験に使ってOK.


生徒は、間違いなくどこかで失敗をします。


その失敗が、本気で頑張ったうえので失敗なので、学べます。
(この班の失敗、分かりますか)


すっごい何かを伝えたそうな先生。
でも教えてあげない先生。


時には実験している最中に、失敗に気がつく。
その瞬間の生徒の成長は、ものすごい。


だから先生たちはここの中で「失敗しろ、失敗しろ」と念じている。


一番楽しそうな人たち。

もう一回続きます。