KAISEIブログ

 : 先生たちも研究中「公開研究授業」 3/3
 投稿日時: 2013/11/26

前回までの記事はこちらをご覧下さい先生たちも研究中「公開研究授業」 1/3(Click!)
先生たちも研究中「公開研究授業」 2/3(Click!)

SSH事業で取り組む特別授業は、各校でオリジナルの授業を開発できます。
その特別授業を、公開研究授業として教員で参観しました。


高校1年生で行われるコミュニケーションメソッド(略してCM)の授業。


英語と国語の先生が、自分の意見を伝えるための方法を伝授します。


この授業を受けている生徒たちは、来年度は文系か理系を選択します。
そして、理系を選択した場合「課題研究」に取り組みます。


その課題研究では論文を書いたり、発表をしたりします。
それを日本語と英語の両方で勉強しようとしている授業。


日本人って、全員日本語がしゃべれるし書けるので、伝いたいことがなんとなく伝わってしまうことがあります。


でも科学論文では、その「なんとなく」は通用しないのです。


そしてもう1つ、日本人が苦手なこと,「自分の意見を相手にはっきり伝える」こと。


この「はっきり伝えない」ことも、これからのグローバルな社会では通用しない。


そして自分の意見を「分かりやすく相手に伝えること」が大切になります。


そのために身につけたいことはたくさんあります。


この授業では、その伝える方法(コミュニケーションのメッソド)を、ディベートなどの方法を用いて習得します。


もう1つ大切なこと、それは「基礎学力」です。


これまでご紹介した「科学探究」や「コミュニケーションメソッド」の取り組みを、より確かなものにするためにも、普段の学習がとても大切。


そして、科学探究やコミュニケーションメソッドの授業を通して「基礎学力」の大切さを感じてくれたら、普段の授業にももっと集中できるようになる。


まだまだ開発の授業ですが、生徒や保護者の皆様、地域の方々、先生方の意見を聞きながらより良いものをこれからも目指して行きます。

終り。