KAISEIブログ
島根県内の私立高校が集まって開催される「島根県私学教育研修会」も今年で34回目を迎えました。
今年は本校を会場にして「自ら学ぶ姿勢作りのための授業開発 〜アクティブラーニングへの取り組み〜」というテーマで開催されました。
本校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されたこともあり,新しい授業の形を模索する研修会となりました。
「21世紀型スキル」,「ICT」,「アクティブラーニング」などなどキーワードは多数。
島根県の私学として,各校ともオリジナリティのある授業開発を行っています。
県内から100名を超える私立の教員が集合しました。
3つの公開授業を行い,その後の合評会で意見を交換します。
一つ目は「科学探究」の授業。
開星オリジナルの研究者スキルを育成する授業。
この日の授業は,クリティカルシンキングのまとめ。
これまで学んできたスキルを全て発揮するような仕掛けがあります。
本物の大学の先生が出演している,オリジナルのビデオ教材。
このビデオを見て探究します。
もう一つはコミュニケーションメソッド。
こちらも開星オリジナルの授業で,英語と国語が協力して行う授業。
この日は英語によるプレゼンテーションの授業。
質疑応答も英語で。
生徒はとても緊張したそうです。
どの授業もまだまだ開発途中です。
その授業を見ていただいて,より良い授業をみんなで作り上げます。
最後は数学。
アクティブラーニングの手法を取り入れた「生徒による学び合い」を行います。
グループによる話し合いが中心の授業です。
電子黒板を始め,数々のICT関連機器を使いこなしながら授業を行います。
生徒は先生に教えてもらうのではなく,自分たちで答えを探す。
科学探究の授業では,各グループに渡されたパソコンの中に全ての資料が配布されています。
なんども資料を確認したり,発表用のスライドを作ったりするために話し合いを行う生徒。
最後はプレゼンテーションを行い,コミュニケーションスキルを磨く活動を取り入れています。
その後の合評会。
意欲定期な授業を見た後で,先生たちの議論も白熱しました。
多くの質問や,素晴らしいアドバイスをいただき,それぞれの授業もさらに良くなるとともに,今日の学びを各学校に持ち帰ってそれぞれの学校で活用します。
私学の先生は,それぞれの学校独自の教育理念のもと,より良い授業を開発するために日々勉強しています。
最後は,この日のためにお集まりいただいた指導助言者の方々によるパネルディスカッション。
写真左から,Classi株式会社プロダクト部企画Gリーダーの池田宏祐様,京都の同志社中学校・高等学校教頭の山崎俊昭様,島根大学教育学部准教授の舟木賢治様,レジェンド一般財団法人理事の松山真之助様。
21世紀に生まれ,21世紀を生きる生徒たちが身につけるべき学力(スキル)とはどのようなものなのか,これからの教育の姿につてなど,熱く熱く語っていただきました。