KAISEIブログ
開星SSHの校外研修シリーズ。
三瓶科学研修はもっとも過酷な研修です。
前回の記事はこちらをご覧ください。
三瓶(さんべ)の麓(ふもと)で科学(かがく)する Part1(Click!)
愛について語りましょう。
設計図に基づいて,いよいよ「制作」。
設計にも制作にも「愛」が必要です。
いざ作り始めると,設計の時には気がつかなかった問題点が続出。
それを克服するのも工学。
手が8本。
すべての手が,休むことなく働いて時間ぎりぎりの工期。
静か。
みんな手が動いています。
ああ,ルールをちゃんと聞いてませんでしたね。
「立方体か直方体」を作りましょう。
そう,細かいところにまで神経を使いましょう。
出来上がりに差がつきます。
重さ制限もあり。
材料を無尽蔵に使っていいのなら,素晴らしいものができるのは当たり前です。
現実は,限られた予算,時間,材料でより良いものを目指すのです。
ものづくりは「愛」です。
この箱,何のために作っているのか考えてますか?
すべての工業製品(科学技術にも),「愛」が入ってます。
例えばこれが,君たちの大切な人が暮らす部屋だとしたら?
例えばこれが,君が将来建てる大切な家族と住む家だと知たら?
ものづくりは「愛」でしょ。
さあ,それの箱で愛する人を地震から守れるか。
そんな風に考えると,ものづくりに求められるのは「安さ」「早さ」だけではないことが理解できると思います。
夜。
ちょっとテンション上がり気味。
なぜなら今からお出かけ。
「先生・・・寒い」
ものすごく寒いからちゃんと着てくるように言ったのに。
「先生,写真撮って」
暗くて映りません。
さあ,これから天体観測。
続きます。