KAISEIブログ
高校、大学、産業界。
この3つが協力して作り上げた「開星SSHつくば研修?」。
4泊5日の研修をレポートします。
2月に入って最初の月曜日。
学校に行かずに出雲空港に集合。
参加者は5名。
東京はこの天気。
でも、今日の目的地は富士山でもスカイツリーでもない。
まず最初に筑波大学。
島根大学の先生にお手伝いいただき研究室を訪問します。
ここで実験するのはこれ。
ラマン散乱を用いた実験。
今日は学部生が行う学生実験を体験させて頂きながら、ラマン分光法の仕組みと考え方を学びます。
大学院の学生の方に教えていただきながら、一つずつ確かめていきます。
これ、、、後でこのガラス管と中の試料の値段を聞いてびっくり。
値段を聞いてたら手が震えます。
ものすごかいつまんで説明すると、可視光を試料に当てた時、ごくわずかに振動数が変化して散乱されます。その散乱光の振動数の変化は、分子内の結合の種類の情報を持っています(結合によって変化量が変わります。
画面の横軸は振動数(つまり結合の内容)、縦軸はその強度(たとえばその結合の数)を表します。
いろいろな結晶の結合情報を解析できるラマン分光法ですが、解析できないものがあります。
ということで(どういくことだ?)、ガラスを作ってみました。
材料はグルコース、そうです(どうです?)砂糖です。
できたガラスを分光器にセット。
すると、ガラスの状態ではグラフにピーク(鋭い山)が現れない。
その他に、水やエタノールの水素を重水素(重さ2倍の水素)と置換した分子の解析などを体験しました。
明日も筑波大学で実験します。