KAISEIブログ
中高一貫コースと特別進学コースの高校1年生を対象に、金沢工業大学と甲南大学を訪問しました。最先端の研究に触れることで科学や数学の楽しさ・重要性を知り、向学心が高まることを目的に研修を行いました。
最初に訪れたのは甲南大学。フロンティアサイエンス学部生命化学科でお世話になりました。
まずは模擬講義。
科学について・細胞の中の化学反応についてわかりやすく講義をして頂きました。
そして実験講座。マイクロピペットを用いて実験です。
生徒は初めてマイクロピペットを使用するので、しっかりマスターできるように練習です。
(マイクロピペットは、微量の溶液を正確に測り採ることができる器具です。)
実験です。
化学発光(ルミノール反応)の体験。警察の捜査などで行われる血液鑑定の方法。
赤血球に多く含まれるヘモグロビンというたんぱく質は、ルミノールを青白く光らせることができるそうです。
光りました。
※実験では血液のかわりにヘモグロビン水溶液を使っています。
続いはグルコースの定量実験。
血液中や尿素のグルコース(血糖値や尿糖値)の定量は糖尿病の診断や肝機能の検査に欠かせない技術。
実験では市販の血糖値センサーで利用させているものと同じ原理を体験しました。
白米を利用して、グルコースの濃度を見積もりました。
最後は施設見学。
研究室や研究器材、現在研究中のものなど紹介して頂きました。
甲南大学の方々、1日お世話になりました。