KAISEIブログ

 : 校長日記358「梅雨入りしました。」
 投稿日時: 2024/06/24

先週の22日に気象台から中国地方が梅雨入りしたとの発表を受け、いよいよ梅雨本番です。平年より16日、去年より24日遅く、過去3番目に遅いということです。また、梅雨前線の影響で昨日まで大雨警報が発表されるなど不安定な状態でしたが、今朝の登校は晴れ間も見えて週のスタートとして良かったです。久しぶりの開星生の笑顔に安堵です。

さて、昨日6月23日は沖縄戦79年「慰霊の日」でした。今から79年前、日本はアメリカなどと戦争をしていました。太平洋の島々を奪ったアメリカは、次に沖縄を占領して、日本本土を攻めるための前線基地として使おうと考えました。これ対して日本は、日本本土を守るため、沖縄になるべく米軍を引き止めて時間をかせぐ「持久戦」の作戦を立てました。こうして起きたのが「沖縄戦」でした。

米国側は1万2520人。日本側はその15倍、18万8136人が亡くなったとみられています。このうち沖縄県出身以外の日本兵は6万5908人。沖縄県出身の軍人・軍属(正規の軍人、防衛隊や学徒隊など)は2万8228人。一般の住民は9万4千人。沖縄県民全体では12万2千人以上、実に県民の4人に1人が亡くなったといわれています。多くの住民が戦禍に巻き込まれ、おびただしい犠牲者を生んだ沖縄戦。

世界に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵攻の様子やイスラエルとガザとの戦争の様子がメディアを通じて伝えられています。同じ人間が殺し合いをしてあんな格好で殺されていく。本当に人間がやることかなと思うくらいですよね。戦争になると人間が人間じゃなくなといわれます。

結局のところ、平和を作るのも戦争を選ぶのも私たちなんですよね。

守るべき暮らし、守るべき人、そうした大切な日常があること、そして未来に向けて、私たちは何を守り続けていくのか?

私たち一人ひとりが平和を守り続けていくために考え続けていかないといけないことを改めて感じました。

二度と同じ過ちを繰り返さないように、平和のバトンを次世代に受け継いでいってほしいですね。