KAISEIブログ
後期後半がスタートして1週間が経ちました。新年にかける意気込みはいかがでしょ
うか?
昨日は成人の日でした。全国各地で二十歳の集いが開催され、ニュースの一面を飾っ
ていました。総務省の発表によると、2006年生まれの新成人(18歳)は109万人で
す。開星がある松江市でも12日に「はたちの集い」が、くにびきメッセで開催されま
した。島根県全体での対象者は6,267人で1984年以降では1994年の11,307名が最も多
く、近年減少傾向で本年度は、昨年度より214名減少しています。松江市は1,914名が
対象でした。
明治時代から約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。こ
の民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わりました。
2022年4月1日以降に18歳になる方(2004年4月2日以降に生まれた方)は、18歳の誕生
日から成人となります。ということは、高校3年生、開星でいう6年生のときに成人
を迎えることになります。5年生は4月生まれの生徒から順に成人していくことにな
ります。すでに選挙権は18歳になっていますので、18歳になれば選挙に行くのです。
成人として“大人”と見なされるようになるのです。中学3年生で言えば、あと3年
後です。あと3年もすれば、社会の中で大人として考え、行動していかなければなら
なくなります。そう考えると、少し焦りませんか、その準備はできていますか?
18歳で成人となると、携帯電話の契約や、クレジットカードの契約、一人暮らしの部
屋を借りる契約などが、親の同意がなくても可能となります。ただし、成年年齢が18
歳になっても、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変
わらず20歳です。健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から、20歳という
年齢が維持されました。
また、成人年齢を18歳に引き下げる背景には、若い世代が自分で考えて決める権利を
尊重し、若者の社会参加を促すねらいがあります。世の中が、皆さんのような若い人
たちを求めているのです。早く大人になって活躍してほしいのです。そのためには、
大人としての考えをもてるようにならなければなりません。開星の3年間、一貫教育
6年間で、その土台をつくり、たくさんの経験を積み重ねていくことで、他の意見を
聞き、自分の頭で考え、人のために役立つことを実践していきましょう。
皆さんが18歳成人を迎えるまでの時間を大切にしてください。自己決定権が尊重さ
れ、積極的な社会参加を行える成人には、同時に社会的責任や自主自立が求められま
す。年齢相応の責任の取り方を覚えていく必要があります。それには、挑戦する勇気
と、たとえうまくいかなかったとしてもその事実に向き合い、失敗を通して学ぶ力を
つけることも大切です。未来を開く星になれ!