KAISEIブログ

 : 校長日記103「第57回島根県中学校総合体育大会柔道大会より」
 投稿日時: 2023/07/24

暑中お見舞い申し上げます。

夏休みに入り、県中学校総体が県内各地で開催されている中、松江市中学校体育連盟柔道専門部長として7/22、23と関わらせていただいた。
初日の団体戦では、惜しくも準優勝でしたが、翌日の階級別個人戦では、男女で4階級を制覇して中国ブロック大会にコマを進めました。選手の皆さんおめでとうございます。保護者の皆様暑い中での応援ありがとうございました。

二日間の大会では、開星生が校訓にある立志の柱「礼を正す」を実践している姿を多く見ることが出来ました。とても美しい礼に感動しました。また、開星高校生が運営面として計時係や掲示係としてサポートしている姿がありました。一貫校の強みを感じました。とても素晴らしい光景です。ありがとうございました。

柔道の創設者として世界的に著名である嘉納治五郎先生は、日本の体育教育の発展に尽力され、教育者としてもさまざまな業績を残されました。
嘉納治五郎先生は、「精力善用」「自他共栄」という、柔道によって自分も相手も心身を鍛え、身につけた体力をよりよい社会作りに生かそうとする考えのもとに、さまざまな教育改革を行いました。一例を挙げると、日本で初めて体育科や部活動を創設し、心身のバランスのとれた人材を育成したことで有名であります。

嘉納治五郎先生の教えは、柔道を行うことにより、相手を尊重し、互いに協力し、助け合って、自分も相手も、ともに向上していくことが大切だとされています。単に柔道の技術を修得するだけでなく、日常生活においても心身を有効にすること。開星生も「礼に始まり、礼に終わる」という武道の精神にのっとり、さらに成長していくことを期待しています。