昨日(7/24)、第47回全国高等学校総合文化祭「2023かごしま総文」自然科学部門と、「全国高等学校総合体育大会翔び立て若き翼北海道総体2003」空手道競技に出場する62R坂本來愛(さかもとらいあ)君の取材ため山陰中央新報社の記者が来校されました。
坂本君は昨年行われた世界地学教育学会にも参加してジュニアセッション優良賞をいただいています。もはや研究者でもあります。その彼が、自然科学部と空手同好会の2つに所属して、それぞれの全国大会に出場するという快挙を成し遂げました。素晴らしいの一言です。
鹿児島では地学部門で「人工ルビーの合成方法の改良に関する研究」を発表します。北海道では空手道で「形」を披露します。
島根県ではジオパークや世界遺産がいくつもあるにも関わらず、それらが教育に有効に活用されていないという疑問から、ルビーに関する研究をし、地学を盛り上げたいという熱意で今回の研究を進めました。
取材に対して、「何千回、何万回もの実験を繰り返しました。そして何千回失敗しても、何万回失敗しても、あきらめることなく、失敗すればするほど、少しずつ成功へ近づいてきた」と、目を輝かせながら語る姿は、もはや令和のエジソンそのものでした。とても誇らしく思えました。
本校の校訓に「明朗」があり、その柱に文武合体があります。
昨年度までは、文武両道を掲げていましたが、学業と部活の切り替えができることで両立できるという「両道」から、より一体化したものとして捉えることができる「合体」にシフトして本校では取り組んでいます。
学業と部活動の両立を目指す中で一番の問題点は「時間」と「意欲(興味)」の2つがあると言われています。文武は別のものではなく、そもそも文と武は、二つで一つのものであると私は考えています。自分自身で自分なりの正解にたどり着く方法を探すこと。この正解にたどり着くまでには、多くの不正解(失敗)を繰り返す必要があります。学業と部活動で相互に応用が効くことで文武合体は成立します。
今回の坂本君が、そのことを実証してくれました。開星でなりたい自分を見つけましたね。オープンスターの誕生です!