KAISEIブログ

 : 校長日記157「実ほど頭を垂れる稲穂かな 〜秋 その3〜」
 投稿日時: 2023/09/28

今週末で9月が終わります。いよいよ来週から年度の後半です。昨日も学校訪問でしたが、移動中の景色で収穫前の黄金色の稲穂に感動しました。「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出します。

ことわざ大辞典によりますとと「稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学問や徳行が深まるにつれ、その人柄や行為がかえって謙虚になることのたとえ」とあります。
4月から新年度が始まり、頑張って身につけた知識、学問、教養が本当に深まり、身についてくると、自ずと人格も形成され、周囲に対し「お陰様で」と謙虚になり、思いやりの心を持って接することができるようになります。

年度の前半を終えるにあたって、すぐ思い上がり、自惚れてしまう私たちに、そうした自分の姿になっていないか問いかけてくれる言葉ではないでしょうか。

私たち人間もこれまで成長するまでに様々な「支え」と「ご縁」がありここまで育ってきました。これからも、自分の目には見えないたくさんの「はたらき」に支えられて育っていきます。決して中身が詰まらず、ピンと反り返ったままではなく、自ら頭を下げられる存在となるべく育っていきましょう。

昨日は、斐川東中、平田中、大東中、海潮中(今年度で閉校します)、三刀屋中と5校を訪問しました。各校長先生や進路担当の先生方や3学年部の先生方、ご多用の中ご対応していただき誠にありがとうございました。