和菓子はとても繊細です。
晴れ日、雨の日、その日の気温や湿度によって変わります。
細心の注意を払わなければなりません。
千年の歴史があるとされる和菓子は、一つひとつ手作り、人の手でしか作れません。
今回匠に披露していただいたのは、和菓子職人1級の実技試験となっている「練り切り」です。
練り切りははさみで一枚一枚花びらを刻み菊を仕上げます。はさみの入れ方で印象が変わります。花びらの一片ひと片が凛としながら、鋭角になりすぎずラインも滑らかで、しなやかなフォルム。その美しいたたずまいに、思わず見入ってしまいました。匠の技に感動です。