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3月12日(火)本校にて、公開研究授業・研修会を開催しました。
「対話を生む授業づくり〜多面的な思考と安心安全な場づくり〜」をテーマに、数学・保健体育・総合探究・課題研究の4つの授業を公開し、合評会および意見交換会を行いました。その後、全体研修会として帝京大学大学院教職研究科 鎌田和宏教授をお招きし「これからの高校教育と探究的な学習〜読書・学校図書館を活用して〜」と題しご講演頂きました。
開催に際し、教育委員会・図書館・近隣の学校の職員の方に多数ご参加頂き、貴重なご意見・ご感想を頂戴し誠にありがとうございました。
数学「和算についての考察をグループ発表しよう」
「塵劫記」の入れ子算、ねずみ算、衣盗人算を用いて、解答を古語から現代語訳するだけでなく、現代の実例に置き換えて解答を考えることにより数列の考えだけでなく、古語を読み解く力を身に着けます。そして発表することによりSSH関連の発表会や、大学進学をしてからの研究発表の際にも使えるプレゼンテーション能力を養います。
体育「『陸上競技』 短距離走」
走能力の向上を目指し、スタートから加速区間の技能が獲得できる指導法を実践。
はじめに良いランニングフォームを映像で学び、グループで技術練習に取り組みました。タブレットを使用し、個々の走技術を確認。グループ学習で積極的に他者にアドバイスをし、自身の走りの変化がタイムの変化にどのようにつながるか感じ取ることにより、記録に挑戦したり、相手と競争する楽しさや喜びを味わい、そのことが生徒の走能力を高め、生涯にわたり意欲的に運動を持続する態度に繋げます。
総合探究「ヘルスサイエンス〜がんについて考える〜」
図書館と連携した「知る」「見つける」「つかむ」「伝える」といった情報活用スキルを活かした融合型探究授業で、教護教諭と国語科教諭とのティームティーチングで「がん」をテーマに取り組んでいる。
がんについて、書籍等で情報収集をし、さらに松江市立病院から講師を招いて講演を聞き、書籍だけではわからないがん治療の現場について理解をしました。そしてがんについてグループで1冊パンフレットの作成の課題に取り組み、発表に向けてよりよい発表の仕方を協議・練習をし、発表を行いました。
課題研究「一次論文講座内発表」
高校2年生文系選択者が取り組んでいる課題研究。「教育・言語文化・福祉」「環境・政治(時事)・社会」「国際・観光・語学」のテーマゼミに分かれゼミ形式で取り組んでいます。
1年間取り組んだ調査・研究で得られた内容を論文にまとめ発表。論文の内容の骨子をわかりやすく提示し、研究内容を説明することができているのか、論文と発表から、研究内容の論理性・根拠の妥当性・実現可能性を検討することができるのか聴衆生徒と指導教官による質疑や外部講師による助言を頂きました。
授業後の合評会。
研修会。
これからの社会は?、高校教育はどうなる?、探究的学習の持つ意味、読書・学校図書館の活用について。
「教科書が読めない(読解力がない)生徒が多い。学校をあげて読書の勧めを行い、楽しむための読書・知識を得るための読書・情報を得るための読書・生き方をつくる読書ができるように魅力的な学校図書館の構築を」とご講演頂きました。
よりよい学校づくりを目指し、今回の研究授業・講演会での学びを活かし取り組んで行こうと思います。ご協力頂きました皆様ありがとうございました。