卒業生の合格体験記
原動力
田窪成将(開星中)
進学先/筑波大学体育専門学群
大学入試の合格を勝ち取るには、自分の目標に見合った努力をしなければなりません。しかし、受験期間はとても長く、苦しく辛いことがたくさんあれます。なかなか結果がでず、志望校を変えていく人も数多く見てきました。そのため、どのような状況でも自身を奮起させ体を動かすだけの「原動力」が必要だと思います。そこで私の二つを紹介します。
私の原動力の一つは反骨心でした。ああでもないこうでもないと言ってくる周りを結果で見返したい、第一志望の大学に合格して家族に自分の今までの選択が間違ってなかったということを証明したい、そんな思いを常に持って行動していました。そして、この思いが私を机に向かわせてくれました。また、今までの模試とセンターリサーチが全てE判定だったことから、多くの先生方から志望校を下げるように言われた時も、この執念が最後までブレずに筑波大学を志望するる決め手となりました。
私のもう一つの原動力は感謝の心でした。私は綺麗事が嫌いです。謙虚な姿勢で感謝の心を持てば良い結果がでる、などと言われると嫌気がさしていまた。しかし、私は受験を通して感謝の大切さを改めて実感しました。多くの人のお陰で受験が成り立っている、合格させてもらっているということを決して忘れてはいけません。感謝の気持ちを力に変えることが出来れば、大きな原動力となります。それが理想であり、現実だということを学びました。
今後、苦しいことや悩むことがたくさんあると思います。そんな時は、なぜその大学を志望したのか思い出してみて下さい。高望みだと言われても、自分はその大学に値すると信じて努力し続けて下さい。思い込みが成せる力は絶大です。自分の価値は自分で決めて下さい。みんなの成功を心から願っています。
周りヘの感謝
濱屋日菜子(斐川西中)
進学先/島根大学生物資源科学部
私は地域貢献人材育成入試を受験し、島根大学に合格しました。この入試方法は、プレゼンテーションと小論文です。
来年からは学科試験もプラスされるらしいですが、私の場合にはなかったので、その分自分のプレゼンする内容についてだったり、小論文の対策の為に、より多くの知識を取り入れなければいけませんでした。その為対策としてはインターネットでの情報収集はもちろん、他大学の論文を読んだりと、とにかく大量の資料を集め、それらをノートにまとめていました。
プレゼンテーションは、自分が大学に入ったらどんな地域貢献ができるかという事を自分で考え、発表するという形でした。私は、島根の耕作放棄地を利用し、マテリアルとして活用できる作物の栽培方法の研究ということをテーマにプレゼンしました。本番、島大の面接官が十人位おられ、想定外の大人数に少し驚きましたが、臆する事なく行うことができました。小論文では、初めて見る間題でも、今までの情報のおかげでスムーズに書くことができました。
しかし、私が受験に合格できたのは間違いなく担当の先生や、周りの友達、そして家族のお陰です。私は八月まで部活動をしており、周りより引退が遅かったので、受験まで二ヶ月しかなく、焦っていましたが、担当の先生の適切なアドバイスや絶対的な信頼感、プレゼン練習に付き合ってくれた友達、どんな時も励ましてくれる仲間がいてくれたからこその合格だと思っています。本番前日も夜遅くまで先生と友達が私のために残ってくれて、チェックをしてくれました。そしてこの様な環境を作ってくれた家族、本当に沢山の人の支えがあったから頑張れました。感謝の気持ちでいっぱいです。
これから受験をする皆さんも、焦って緊張して、辛い事も沢山あると思います。だけど絶対に諦めずに、支えてくれる人を大切にして最後まで全力で頑張って下さい。あとは早めの準備行動をお勧めします。
感謝
森脇凜太郎(松江三中)
進学先/島根県立大学総合政策学部
私は高校1年次、定期テストの時、あまり勉強に身が入っていませんでした。しかし、ニ年生になり、自分の進路を考えた時、このままでは、自分の行きたいところに行けないと思い、真剣に勉強に取り組むようになりました。そして、定期テストで高得点も取れるようになり、特待生に選んでもらえるようになりました。周囲の人が進路を決めていく中、なかなか自分の進路が決まらず、学習進路部長の石川先生に相談しました。そして、私は、島根県に就職し、島根県の活性化に貢献したいという想いから、地域と密接にかかわり、実際に地域の間題を解決している島根県立大学の総合政策学部に行きたいと考えました。そこに行くには、センター試験を受けないといけません。力試しに模試を受けてみたところ、思うような結果は出せず、このままでは合格できないと思い、そこから私の受験勉強が始まりました。
その時点で、すでに夏休みに入っていたので、明らかに勉強を始めるのが遅かったと思います。遅れを取り戻すために人より多く勉強しないといけないと思い、夏休みは一日十二時間、二学期から平日は七時間の勉強をしました。塾には行っておらず、自分で参考書を買い勉強していましたが、なかなか成果が出ず、この勉強法で良いのかなど不安になることは多かったですが、根気強く取り組むことで、点数が良くなっていきました。途中で、もうやめてしまいたい、苦しい、辛いなどマイナスなことばかり思っていましたが、友達、家族、先生方のサポートもあり最後までやり切ることが出来ました。
CDコース(62R以外)から初めてセンターを活用した入試で国公立に合格したということもあり、周りの期待もありますが、入学する前も後も、気を引き締めて生活をしていこうと思います。国公立を受験しようと思っているCDコースの皆さん、大変なことや不安なことはたくさんあると思いますが、まずは、先生方に相談し、その時できることをー生懸命やれば、必ず結果はついてくると思います。受験がんばって下さい応援しています。
周りヘの感謝
中島百花(東出雲中)
進学先/島根県立大学看護栄養学部
私は将来、看護師という立場から島根県の医療を支えていきたいと考えています。そのため、島根県の地域医療についてより実践的に学ぶことのできる島根県立大学看護学科を受験しました。推薦入試で面接+センター試験三科目を受験しました。いろいろ悩んで最終的に島根県立大学に決めたのは、高三の八月でした。
私は、志望校を決めてからはセンターで使う現代文、英語、理科基礎にほぼ絞って勉強を始めました。正直、本気で一日中勉強したのは、天籟祭後からでした。セン夕ー一か月前までは基礎をくり返しやって、参考書は三周くらいして基礎の定着が主でした。一か月前から過去問や予想問潁をやって、間題をこなしていきました。
私は、開星に来てなかったら、受験も頑張れなかったし、合格もしていませんでした、先生方には感謝しきれません。高一の時から、基礎の定着をうるさく言われていて、毎朝の小テストがなかったら英単語や文法を毎日コツコツ覚えることはできてなかったです。また、放課後に補習をしてもらったり、間題をたくさんコピーしてもらったり、休日も学校を開けてくださってよい環境で勉強させてもらいました。分からないところを聞きにいくとすぐに教えてくださり、モチベーシヨンの上がる言葉もかけてくださって本当に心強かったです。こんな親身になってくれる学校も塾も絶対無いです。
受験期は、テレビや遊びも我慢で本当に辛いです。お正月にテレビを見れなかったのが最大に辛かったです。受験を成功させるには、ストレスをためすぎない、ごはんをしっかり食ベ、しっかり睡眠をとり、自分の勉強スタイル・ペースを決めそれを貫くことが大事だと思います。最高でも二日間なら休んでも次の日から頑張ればなんとかなります。
勉強は辛いけど、諦めず、夢に向かって頑張ってください。
やる気スイッチ
名和川惇水(伯太中)
進学先/長岡造形大学造形学部
私が長岡造形大学を受験しようと決心したのは高校三年生になる四月です。それまでは進路希望調査に未定と書いたり、行く気もない大学を書いては、自分の将来から逃げまどってきました。というのも、芸術系の大学は単に勉強だけでは合格することができないからです。私立はのぞき、国公立に絞って大学を探していましたが、推薦入試だろうが一般人試だろうが必ず試験に「デッサン」がありました。デッサンというのは鉛筆だけで静物や人物を本物そっくりに描くあれです。描いた絵に点数がつけられ合否が決まる。判断基準が曖昧で大学の先生のお気に召した作品が合格する。一つ上の美大に進学した先輩に脅されて、二年の秋頃からデッサンをやっていましたが、自分に才能とかセンスがないのは痛いほどわかっていました。そんな時出会ったのが長岡造形大学です。
志望理由が「デッサンがないから」だった私はAO入試の一次であっさり落ちました。地方の公立大だし、となめてかかったことも否めません。その時に自分はまだ本気じゃないことに気がつきました。河原先生にエンジンをかけられ、推薦入試では徹底的に自分と志望校を分析しました。
受験というのは、自分を見つめ直すきっかけをくれます。自分が自分と向き合って何かに全力で取り組んだのは生まれてはじめてのことだったので、毎日死に物狂いで先生にヘばりついて大変でしたが、楽しい日々でした。
受験と一口に言っても入試方法は人それぞれで、勉強を早めにすべきと言われても、私のように学力に重きを置いたとて合格できない学校もあります。
三年生になるまで私は勉強をせずずっと読書ばっかりしていました。しかし後にその読書によって養った力が入試に役立ちました。勉強ももちろん大事ですが、目先の大学合格だけにとらわれず、長い目で将来のことを考えて行動したほうがいいと思います。
体験記
森脇斗也(開星中)
進学先/同志社大学商学部
高二の夏、私の人生を大きく変える出来事があった。それは京都にある同志社大学のオープンキヤンパスに行ったことだ。それまで全く勉強をせず、どこに進学するかも何も決めていなかった私はただ漠然と西日本でー番偏差値が高い私立大学というだけで行ってみることにした。その校舎、雰囲気、授業などに感動し、第一希望を同志社大学にし、私の受験勉強は始まった。
まず、私が取り組んだのは英語だった。
インターネツトやYOUTUBEなどで勉強法を調ベ、部活のない時に、英単語や文法といったものを何回も繰り返しやった。
少しずつ伸びを実感していたが、目に見える結果が無く自信が持ててなかったが、高二のー月に受けたセンター早期で英語が七割も取れ、偏差値が初めて六十を超えたのがとても大きな自信になった。そして高二の三学期には受験で使う国語と世界史の勉強も始めた。世界史は倉掛先生の分かりやすい授業のおかげで着実に伸びていったが、授業をあまり真剣に受けていなかった古典で多いに苦戦した。そんな状況で高三になった私は、ある決心をした。それは第一志望を早稲田大学にすることだ。英語と世界史で伸びを実感していたので、もしかしたら、日本の私立の頂点にも手が届くかもしれないと思ったからだ。しかし、現実は甘くなかった。九月に初めて解いた過去問はたったの三割。さすがに無理かと思ったが、ここで妥協は絶対にしたくないと思い、睡眠時間を削り、さらに勉強時間を増やした。そのかいもあって着実に伸びを感じながら、一月のセンター試験を迎えた。
英語で失敗したが、あとの科目で取り返し、関大のセンター利用を取れた。そして二月の同志社の入試では、英語が予想以上に取れ、結果的に、二学部で合格をもらった。その後受けた早稲田では、レベルの高さに圧倒されてしまい不合格だったが、受験を通してすごく成長したと感じたので後輩にもぜひ頑張ってもらいたい。
あきらめない心
安田こまち(浜山中)
進学先/京都産業大学外国語学部
私が、京都産業大学ヘの受験を決めたのは高三の夏でした。部活動でコミュニケーションの大切さを学び、それをグローバルに活かしたいと思ったのがきっかけです。
本格的に受験勉強を始めたのは部活動を引退した九月からです。他の皆よりも遅いスタート、受験まで残り一力月ということで焦りもありました。ですが、皆が先に作ってくれていた雰囲気があったおかげで、すぐに集中して勉強を始めることができましたっ
私は、公募推薦入試総合評価型を受験したので、国語(現代文)と英語、そして調査書が必要でした。私は英語が苦手だったので、英単語帳や文法の参考書を何周もして少しずつですが力をつけました。もちろん、そう簡単に成績は伸びませんでした、過去問で合格点には程遠い点数を取って涙をしたこともありますし、自分のやり方があっているのか不安になって迷走したこともあります。受験まで一力月という短い期間の中で何度もくじけそうになりました。
でも、諦めずに最後まで頑張ることができたのは周りの方の支えがあったからです。
いつも心強い言葉をかけてくださったり、問題の解き方や勉強法をアドバイスしてくださったりする先生方、落ち込んでいたら励ましてくれたり、参考書を貸してくれたりする友達、いっもそばで見守ってくれている両親、そんな周りの方々の支えがあったおかげで私は合格をもらうことができました、本当に感謝しています。
そんな私なので、アドバイスといっても人並みのことしか言えませんが、早いうちから勉強するべきだと思います。部活生も短いすきま時間を利用して勉強を始めるべきです、それから、英検などの検定を取っておくべきだと思います。総合評価型などの受験方式では必ず役に立ちます。これから一年問苦しいことが続くと思います。自分を情じて、周りの人に感謝して諦めずに頃張ってください。応援しています。
最高の環境、最高の準備
宮本真有(開星中)
進学先/島根県立短期大学部総合文化学科
私は将来、JICAの海外協力隊でボランティア事業に参加し、世界中を支援して回りたいと考えています。そのためには、海外諸地域の文化、社会、言語を学ぷのはもちろん、異文化を理解する方法が必要だと考えたことから、島根県立短期大学部総合文化学科を、県内高校推薦入試という形で受験しました。
この入試では、書類審査、志望理由書、小論文、面接試験が課されました。志望理由書を書くにあたって、先生に添削してもらいつつ、志望校のホームページやパンフレットを読み込んだり、私がJICAに興味を持ったきっかけ、ボランテイアでどんな活働がしたいのか、その志望校で学んだことがどう生かされるかを考え込みました。そうすることで、学校の特色をしっかり把握することができたり、それに加えてより明確で具体的な内容にすることもできたので、自分にしか書けないオリジナルの志望理由書を作成することができました。
小論文では、慣れとコツが大切だと身を持って実感しました。小論文を書き始めた頃は文の構成がめちゃくちゃだったり、論点や筆者の主張などのポイントが抑えられず、全く書けませんでした。こののままではまずいと思い、小論文対策の本を読み、先生に添削して頂きつつ、何度も小論文を書きました。自分の書いた小論文にアドバイスをもらううちに、文の構成の仕方、本文の論点や筆者の主張などの大事なポイントを抑えることができるようになっていきました。
面接もとにかく慣れと準備が大切で、多くの先生方に練習して頂き、いろいろな質問を受けることで、今の自分の知識の不十分さを感じることができ、その質問を次に答えられるようにするために、本を読み漁さり、質問されそうなことを想定し、どんな質問がきてもいいようにとにかく知識を増やしました。
私は受験を通して面接や小論、志望理由書の添削をして下さった先生方、応援してくれた友人、家族などたくさんの人に支えて頂いたおかげで合格することができたと実感しま日本当に最高の環境でした。これか受験をひかえるみなさんも支えてくれる仲間を大切にしてがんばってください。
自分の決めた道
内田洸奈(安来三中)
進学先/YMCA米子医療福祉専門学校 作業療法士科
私は指定校推薦でYMCA米子医療福祉専門学校の作業療法士科に合格しました。
私が作業療法士を目指すようになったきっかけは、五年前に祖母が脳梗塞で倒れ、右半身不随になったことです。祖母の命は助かりましたが、右半身不自由になりました。それでも必死になって祖母がリハビリをしている姿を目の当たりにし、その横で作業療法士の先生が一緒に諦めずに祖母に優しく寄り添っておられる姿がとてもかっこよく見え、憧れの存在になりました。
私も、その先生のように利用者の方の役に立ち、周りの方に頼ってもらえる作業療法士になると決めたのですが、作業療法士の学校も色々あって県外に出ようか家から通える所にしようかと悩みました。両親は「自分が決めた道を応援するよ」と行ってくれました。また、面接練習の時は先生方がノート作りから実際の面接のように色んな質問を考えてくださいました。そのため、受験の際も練習のように受けることができ、面接官の方にもよく調べているねと言っていただき自信がつきました。
私が合格することができたのも、いつもそばで応援してくれる家族、受験をするにあたってご指導くださった先生方のおかげです。本当に感謝しています。
今までの私は自分に自信がなく本当にこれで良いのか、いつも悩んでいました。しかし作業療法士だけはなりたい、絶対になってやると決めました。
これからの生活で大変なことが続き、挫けそうになることがあると思います。そんな時は、自分の周りにいてくれる仲間と支え合い共に楽しい高校生活悔いの残らない道に進んでください。自分の決めた道を諦めないでください。誰かが反対していたとしても、自分の意思を強く持つことで応援してくれる人は必ずいます、だから、自分の決めた道に誇りと自信を持ち、頑張ってください。
続けること
鍋屋誠志朗(米子市立美保中)
勤務先/兵庫県警察
私が警察官になろうと考えたのは高校二年生の冬です。私が警察官になろうと考えた理由は、進路の事で悩んでいて自分がどんな仕事をしたいか考えた時に、小さい頃からずっと続けている野球で培った体力や精神力を活かして人の役に立つ仕事がしたいと思ったからです。
警察官になろうと考えた時、どうしたら警察官になることができるのかを調ぺました。試験の内容は県ごとで違いますが主に筆記試験、面接試験、体力試験です。体力試験は部活をしていたので不安はありませんでしたが、筆記試験と面接練習は自信がなく過去問の問題集と面接の対策本を買いすぐに始めました。最初はほとんどの問題がわからなくて大変でした。また、私は部活をしていて、夜帰るのが遅かったり土日も練習だったりで、勉強を満足にすることができませんでしたこのままではまずいと思い、私はわずかな空き時間を見つけそそこでやるようにしました。電車での通学中、授業と授業の間の時間を利用して対策をしていました。電車の中でやるのは眠くてやめたい時も多かったですが、とにかく続けました。空き時間やるようになってから半年くらいたつと、ほとんどの過去問をスラスラと解くことが出来るようになっていました。そこからは苦手な問題を先生に聞いたリ、面接でどんな質問がきてもしっかりと答えられるように準備をしました。結果警察官の試験に合格することができました。
私が今から進路を決めていく人に伝えたい事はなるべく早く自分のなりたい職業、やりたい事を決めた方がいいという事です。私は高二の冬に警察官になりたいと思って対策をして合格をしたけど、時間がなくてとても焦りました。ですが、もし進路で周りから遅れをとっても諦めないでください。自分がやりたい事さえ見つけられれば苦しくても自然に頑張れるからです。
これから進路を決めていくにあたって、つらい時が増えると思いますが、自分がやりたい事を諦めず頑張ってください。応援しています。