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 : 壊さないとわからないこともあります。
 投稿日時: 2014/01/25

例えば車、家、家具などなど、作ったあとでどれほど安全基準が満たされているか試験しなくてはならないものはたくさんあります。

安全かどうか確かめる試験とは、つまり、どこまでの衝撃に耐えられるか実際にやってみることです。

でも、自分の家を建てて安全かどうか確かめるために一度壊してみる、なんてことはできません。

そこで、科学の出番です。

同じような構造を同じような材料で作れば同じような安全基準を満たすはず、という考え方です。

それでも、作られてから数十年経つと、当初は予想できなかった事故が起こったりもします。でも、その事故から学び、さらに安全を目指すのも科学の特徴です。

と、いうことで「ハシのハシ」を壊してみました。

せっかく作ったのですが、壊してみないと、本当に上手に作れたのかがわかりません。


強いつもりで作った橋が、人が渡っただけで落ちた、なんて許されないですよね。


生徒たち、一生懸命考えて作りました。


生徒たち自身も、自分たちが作ったものが強いのか楽しみです。


最初の設計から、ずいぶん変わってしまった班もあります。


本物の橋を作るときに、作ってみたら設計図と違った、ではまずいですよね。
でも、この授業では大丈夫。
安全に間違うことができるのが学校です。


こうやってやってみます。


こちら(教員)が思っていたよりも、しなる。
壊れる前に、かごが床に着いてしまいました。


形には意味があります。


強い橋を観察すれば、強い理由が見えてきます。
壊れた部分を観察すれば、どうすれば強くなるか分かります。

次は「壊れた橋を観察する」の授業です。