SSHブログ
今年も各学年で科学探究が始まりました。
どの学年も、一番最初のアクティビティは「クリティカル・シンキング」です。
日本語では「批判的思考」って訳されたりしますが、「批判」って聞くとちょっと否定的なイメージもありますが、実際にはとてもとてもとても大切な考え方。
近年、日本の教育における、この「クリティカル・シンキング」の重要性が高まっています。
何故ならば、この「クリティカル・シンキング」は生きる力の基本中の基本「自分で考える力」の始まりだからです。
世間にあふれる様々な情報。
その情報を「鵜呑みにする」ことの危険性に気がついていますか?
TVで言ってた。
本に書いてあった。
インターネットに出てた。
大学の偉い人が言ってた。
それは本当ですか?
クリティカル・シンキングの基本がまさに「それは本当か?」の言葉。
情報を鵜呑みにせず、疑問形で考えて見てください。
↓
疑問形で考えると、調べる事ができます。
↓
調べると、書いてなかった(言ってなかった)情報ができてきます。
↓
次の疑問が浮かびます。
疑問が出てくれば、自分の力で新しい情報を手に入れることができる。
情報が見つからなくても、自分で調査(計ったり、観察したり、思い出したり、他の人に聞いたり)できます。
いろんな観点があることが分かります。
もうそれが「科学的なものの考え方」のスタート。
「自分で考えて判断する」ことの始まり。
そして、良いクリティカル・シンキングのコツもあります。
それは科学探求の授業で教えています。
みなさんも、このブログに書いてある情報も「それは本当か?」って考えてくださいね。
本当です。