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科学探究 : 必要なのは「仮説」
投稿日時: 2013/08/03
実験をしたり、物を作ったりするときに絶対に必要なものがあります。
誰もやったことのない実験、誰も考えたことのない方法、誰も作ったことのないもの、そうやってすこしずつ科学は前に進みます。
でも、そのときに絶対に必要なのが「仮説」です。
つまり「もし○○だったら××になるはずだ」、という考えのこと。
新しいことをやったら、大体最初は失敗します。
失敗で良いんです。
その失敗をしたときに「仮説」があると、なぜ失敗したのか「検証」することができるのです。
もし、「仮説」がなかったら、、、、何もわからないままなのです。
この4つの白い粉が何なのか確かめる実験。
「仮説」がないと何の実験をしてみればよいのかわかりません。
仮説「もし食塩なら、結晶が立方体のはず」
結果「立方体ではない、、、、食塩ではないことは分かった!」
「仮説」を立てて「検証」してみて少しづつわかってきた。
だから大切なのは「仮説」。
そして本気でやった結果の「失敗」。
この2つの繰り返しで科学は前に進みます。
ついでにもうひとつ
実験が成功しても「仮説」が正しいことは証明されません。
より確からしい、ことがわかるだけ。
も実験が失敗したら、「仮説」が間違っていることがわかるので、前に進めるのです。
これを「反証」といいます。
ややこしいですね科学。