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 : 仮説が無いとデザインできない
 投稿日時: 2014/05/31

『科学』をまなぶ開星の科学探究の授業。
高校1年生は『実験デザイン』を学んでいます。

『実験』するって実は『デザイン』なのです。
何を確かめるために、どんな実験するのかあらかじめ考えておかないと、実験は意味のないものになってしまいます。

デザインをする時に必要なモノが『仮説』です。
どんな仮説を検証するために実験をするのか理解していないと、実験になりません。

もう一つ重要なことは、『反証可能』であること。
つまり、「この実験結果が出たら、仮説は正しくない!」という実験がデザインできることです。

反証実験がデザインできない仮説は、いわゆる疑似科学になってしまいかねません。


ということで、2時間かけてデザインしてきた実験を行います。


その前に最終確認の話し合い。


実は、普段は一緒に授業をしていない2クラス合同。
つながる力を発揮して。


事前の実験計画の中では気が付かなかったことも、実際にやってみると気が付いたりします。
先生に言われてなおすのか、自分たちで気が付いてなおすのか、その差は大きい。


あああああ、もっと良い方法があるのに。


おおおおお、このグループは気が付いています。


おもりの選び方にも必然性があります。


どのグループも、良い点と悪い点があります。
この後、発表会を行いお互いの実験を評価しあいます。


実験ノート、すべてを記録していきます。


そうです、本気の実験は疲れるんです。
休憩も大事。


生徒だけではできない大きな実験は先生が手伝う。
1mだと10往復約20秒。
2mだと10往復約29秒。


4mだと10往復約40秒。
法則がありそうな予感。


バイバイ。