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 : 今年の中学1年生のようす
 投稿日時: 2014/06/28

開星中学校・高等学校の建学の精神は「品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」というものです。この建学の精神を具現化するために、我々は日々の教育活動に取り組んでいます。

そして一昨年、それまで本校が行っていたドリカムプランを見直し、SMILEプログラムをスタートさせました。このSMILEプログラムを文部科学省に申請し、本校はスーパーサイエンスハイスクールとして認められました。全国でも204校、山陰では3校のみが指定されています。

本校は中高一貫教育を行っていますが、スーパーサイエンスハイスクールの研究開発課題も「道徳観を持った科学系人材を育成する中高一貫教育課程の開発」といものです。ですから、今入学してくれている中学生がモデルとなって新しい教育課程の開発を行っています。

今年入学してくれた中学1年生は、昨年開発した科学探究やコミュニケ―ションメソッドなどなどの授業を受けています。

今中学1年生は発表準備の最中です。昨年の1年生は、教員も手探りの中発表会や実験を行っていました。今年の1年生も実は大体同じ。なぜなら、教員も生徒も常に「より良く」を目指しているからです。


昨年度にうまくいかなかったことは改善し、うまくできたことはより良くなるように改善しています。つまり、ずっと改善中。


昨年、文部科学省の視察や、運営指導委員の方々に指摘していただいた改善点も改善中です。生徒全員が実験ノートを携え、白衣を着て、身も心も科学者です。


この実験ノート、生徒は何も言われなくてもすべてをここに記録しています。きっと素晴らしい記録ノートが出来上がることでしょう。自分の成長の跡が、自分の創意工夫の跡が、自分の発見の感動が記入されているはず。


「つながる力」をとっても大事にしています。一人ではできないことが、みんなで協力するとできてしまう。一人で悩むよりも、きちんと話合えば素晴らしいアイデアが出てくることを学んでいます。


このノートの書き方は、誰に教わったのでもなく、みんな自分たちで工夫しています。自分を助けてくるノートになることでしょう。


また、発表は紙を使って行います。中学2年生はパソコンを使ったプレゼンテーションになりました。最新の機器を利用しながら、生徒にとって必要なスキルを身に付けていきます。


今までは、色の意味なんて考えてなかったかもしれない。しかし、自分たちの行った実験の結果をわかりやすく伝えたいという気持ちが芽生えたとき、色の使い方にも工夫がみられるようになりました。


自主練習中。
きっと上手くなる。


何度も何度も打ち合わせる生徒たち。より良くを目指す姿勢が、生徒にもどんどん伝わっています。

開星のスーパーサイエンスハイスクールの今後にご期待ください。