村上慎哉(島大附属中)
進学先/筑波大学情報学群
私は、学校推薦型選抜で筑波大学情報学群知識情報・図書館学類に合格しました。
私が筑波大学を受験しようと思ったきっかけはデータサイエンスを学べる大学に進学したいと考えていたところ、筑波大学のオープンコースウェアのサイトから動画を見て学習内容に興味を持ったからです。そして一年次から先端的なデータサイエンスの事例に触れ、社会におけるデータの具体的な活用について理解できることは知識だけでなく実践力を養うチャンスが多いと感じたからです。
しかし、推薦入試の日程は十一月末だったのでもし不合格だった場合一般入試の試験が間に合わないと考え受験するのをやめようかと思いましたが、諦めきれず受験することに決めました。
知識情報・図書館学類の学校推薦型選抜の入試内容は、英語と国語の小論文形式の学科試験と集団面接です。
小論文は、私は書いたことがあまりなかったのでまず構成などの初歩的なところから対策し始めました。国語に関してはある程度知識がないと解けないような問題だったりするので情報系のトピックスの論文を読んだりしました。英語は特殊な単語は欄外に訳が書いてあるので一般の前期試験の対策を行いました。集団面接はビブリオバトルで行いました。私はビブリオバトルというものを全く知らなかったので概要を調べるところからのスタートでしたが学校司書さんと一対一で対策してもらうことができたので何とか形にはすることができました。そのお陰でグループ内で一位になることが出来ました。
しかし、私が受験に合格できたのは、間違いなく小論文と志望理由書の対策をしてくださった担任の先生や面接対策をしてくださった学校司書、進路指導の先生方、開星の最高の学習環境のおかげです。本当にたくさんの支えがあったから頑張れました。
これから受験をする皆さんは、受験までの期間を有意義に使って早めにしっかりと対策することをお勧めします。
角田嶺(開星中)
進学先/島根大学生物資源科学部
私がこの学部を目指そうと考え始めたのは高校三年生の六月ぐらいでした。それまでは教員志望でしたが、より専門性のある教員になろうと思ったことがきっかけです。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり最終的な進路決定が遅くなってしまい、受験の準備は本当に大変でした。
合格した後に「受験する中で一番何が大変だったか。」という質問をくれたことがあります。私は少し迷いましたが、志望理由書が一番大変だったと答えました。その理由は、志望理由書とは自分が行きたい大学の理由の根幹となるからです。前途のとおり、私は六月から進路決定をしました。それはつまり、元から持っている情報が人より少なく、準備するにも時間が少なかったということを意味します。実際に、最初の志望理由書は内容も薄く自分でも何を書いているかわからないようなものでした。
そんな私が始めた最初の入試対策は情報収集でした。大学の特色や、教授の研究、地域の課題や解決方法などのさまざまな情報を小さなノートにメモをしていました。そして、そのメモを基に先生と相談を繰り返していました。また、探究部に入っていたことで、ほかの生徒の志望理由書を見ることや先生からのアドバイスを貰うことができ、ぐっと進路への道が開けたような気がしました。部活以外にも志望理由書以外の書類の削除や面接練習などを先生に沢山見てもらうことが多かったです。
最後に、私は島根大学に合格することができましたが、自分自身の力だけでは絶対に合格することができませんでした。周りの先生の支援と一番身近で支えてくれた家族の支援のその二つと自分自身の努力があって合格できたと思います。ご支援頂いた先生方、本当にありがとうございました。また、これから受験をする人は是非周りの先生方を頼って、自分を信じながら頑張ってください。
神庭陽倫(八雲中)
進学先/島根大学生物資源科学部
私は島根大学のへるん入試を受験し、合格することができました。この入試を受験しようと決めたのは九月が近くなってきてからでした。今思うことはもっと早くから決めて準備しておけばよかったと思っています。
この入試内容は二種類の面接と筆記試験でした。大変だと思うのは面接が二つあることだと思います。それぞれの志望理由と、地域にどう貢献するかについての面接なのでこの二つが上手くつながるようにしておくとスムーズに考えがまとまると思います。○○というふうに地域に貢献したいので△△学部でそのことについて専門的に学びたいなどといったようにすると自分なりに考えがまとまると思います。私は環境DNAというものに出会い、それを島根大学で研究している教授がおられたのでそれをものすごく探究しました。
環境DNAとは簡単に言えば、水中など環境中に含まれているそこに生息する動物由来のDNAのことです。このことについて理解して、どう地域に生かすかということを考えるのが一番大変でした。受験が早いこともあり、準備がとてもきつく、このへるん入試は諦めて一般受験に切り替えようと思ったことはたくさんありましたが、担当の先生ご指導のもと、なんとか、合格することが出来ました。
八月に部活動を引退して、試験まで二ヶ月しかなくとても焦っていましたが、絶対的な信頼を寄せる先生からのアドバイスや、面接対策、たくさんの練習に付き合ってくださった先生方がいてくださったからこその合格だと思っています。沢山の人の支えには本当に感謝しています。
これから受験される皆さんも焦ったり緊張したり、辛いことが沢山あると思いますが、自分を信じて最後に後悔だけはしないように全力で頑張ってください。あとは余裕をもって準備することをお勧めします。
渡部鈴夏(大社中)
進学先/鹿屋体育大学体育学部
私が鹿屋体育大学への受験を決めたのは高三の九月でした。それまでは行きたい学部は決まっていても大学が決まらないでいました。中高と高いレベルの中で陸上をさせてもらって大学でも更に高いレベルの中で競技を続けたかったため、大学選びにとても悩みました。
鹿屋体育大学に決めたきっかけは、陸上部の練習に参加させてもらった時です。選手一人一人が本気で陸上に取り組んでおり、きつい練習でも楽しく励まし合いながら練習しておられてここで四年間頑張りたいと思いました。選手層が厚く部内争いも激しいですがその中で個人のレベルを上げ、全国で活躍できるような選手になりたいです。
鹿屋体育大学へは推薦入試で受験しました。入試内容は小論文、面接、実技です。小論と面接の練習をしながら部活動にも出て実技に向けて練習するのはとても大変でした。小論文は夜遅くまで先生が一緒に残って指導してくださったり、面接は少ない休憩時間や放課後と時間を割いて丁寧に指導してくださいました。小論、面接共にたくさんのパターンを練習してきたので本番でもスムーズに書いたり答えたりできました。実技の方もうまく走ることができ無事合格することができました。
私が合格できたのは熱心に指導してくださった先生方や私が大学を決める後押しをしてくれた家族のお陰です。
なかなか志望校が決まらなくて悩んでいる人もたくさんいると思います。気になっている大学があれば積極的に調べたり、一番いいのは直接見に行くことだと思います。雰囲気や校風がよくわかると思います。私のように入試までに時間がなくても諦めずに絶対合格するぞ!っていう気持ちで取り組めば必ず結果が返ってくるとは言えませんが絶対に後悔しません。今後の人生に生きると思います。これから受験をする皆さん頑張ってください。応援しています。
和田真輝(松江一中)
進学先/島根県立大学地域政策学部
私が島根県立大学を受験しようと決心したのは高校三年生の夏ぐらいです。大学に行きたいけれど、ここに行きたい、という大学が自分には無くて将来が不安になっているときに学習進路部長の石川先生に薦められたのがきっかけです。私は島根県で就職し、地域活性化に貢献したいと考えていたので地域と密接に関わり問題を解決するのを学べる島根県立大学はとても良いと思いました。
私は先生と相談し、学校推薦型選抜の連携校推薦を受けることを決めました。しかし、決めたのは七月で本番の十一月半ばまで、あと四ヶ月しかなくて、気を引き締めて頑張りました。科目はプレゼンテーションと面接書類審査、志望理由書でした。志望理由書やプレゼンテーションは先生に添削してもらって完成させました。特にプレゼンテーションに関しては、地域についての題目だったので、商店街について研究しました。生徒にアンケートをとったり、実際に松江市の商店街で働いている方に会ってインタビュー等をして、それをまとめて、十分の間で発表するので実際にやってみて調整したりと大変でした。四カ月という短い期間で志望理由書と面接、プレゼンテーションなど、自分の受験に携わって協力してくれた石川先生や長野先生には本当に感謝しています。私が合格することができたのも、合格するまでがんばりきれることができたのも、つらい時期でも一緒に頑張った友達、そばで見守ってくれた両親、ご指導してくださった先生方など、支えてくれたおかげです。本当に感謝しています。
これから受験を控えている人は、早く行きたい大学を決めるべきだと思います。これからたくさんつらいことがあって挫折してしまうことがあっても、周りの友達や先生方、両親など支えてくれる仲間がいるので諦めず一生懸命やれば必ず結果はついてくるので、自分を信じてがんばってください。応援しています。
横田七帆(島大附属中)
進学先/早稲田大学スポーツ科学部
私は、早稲田大学スポーツ科学部を一般選抜で受験し、合格しました。
私が受験を通して感じたことは、とにかく精神的にきついということです。私はこの一年でこのことを痛いほど感じました。
まず私が感じた不安は、今の勉強方法が本当に合っているのかということです。勉強方法は無数にあり、正解なんてものはありません。人それぞれに合った勉強方法を見つけることは簡単ではないし、合っているかを確かめることも出来ません。私は、まずこの壁にぶち当たりました。ネットなどで調べて様々な勉強方法を試しましたが、どれがいいか分からず、結局不安を大きくさせるだけでした。
次に感じたのが成績がのびない時の不安です。私も実際成績が全く上がらないどころか下がってしまった時期がありました。この時期はとにかく不安な気持ちで、このままで間に合うのかと毎日のように思っていました。
そして一番精神的にきつかったのが、本番で実力をだせるかです。私は苦手分野も得意分野もあり、模試を受けると毎回点数にバラつきが出ていました。問題との相性もあり本番の試験内容に不安がありました。どんなに模試の結果が良くても、本番ミスをしたら終わりです。一つのマークミスでも合否に影響します。しかも努力したから合格するわけでもありません。受験はとても残酷です。このような思いが特に最後の一か月で強くなり、不安でおしつぶされそうでした。
受験を通して思ったことは、これからの不安に打ち勝つ為にはひたすら自分を信じて勉強するしかないということです。たくさんの不安が毎日おしよせてきますが、決して自分だけではなく、受験生全員が感じています。これから受験する皆さんは恐らくたくさんの壁にぶち当たることでしょう。思っていた以上にきつく、毎日が嫌になることもあると思います。でも自分を信じて頑張ってください。応援しています。
大下穂高(伯太中)
進学先/日本体育大学 体育学部
私は日本体育大学体育学部にスポーツ推薦で受験し合格しました。今年はインターハイの中止など、高校三年での最後の大会がたくさんなくなりました。インターハイで上位に入るために練習していた私にとってはとても悔しい一年でした。そして、高校で不完全燃焼で終わったぶん大学でもっとテニスをがんばりたい、インカレに出場して活躍したいという気持ちが強くなりました。そして関東地方という強豪がたくさんいる中で自分のテニスを磨くことができ、私の夢であるテニスコーチについて学ぶことのできる日本体育大学を選びました。
私が日本体育大学に合格できたのは私一人の力ではありません。たくさんの支えがあったからだと思います。私が合格できたのは間違いなく担当の先生、顧問の先生、コーチ、友達、家族のおかげだと思います。私が日体大を受験したいと相談したときにすばやく話を進めてくださった顧問の先生とコーチにはとても感謝しています。また、部活動でともに高めあった仲間の存在も大きかったと思います。またやりたいこと夢に向かっている私を応援してくれた家族の支えもとても力になりました。私は受験を通して周りの人々の支えというものの大きさを知りました。多くの人のおかげで受験は成り立っている、合格させてもらっているということを忘れてはいけません。多くの人に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後苦しいことや悩むことがたくさんあると思います。だけどあきらめずに支えてくれる人を大切にしてがんばってください。また、自分の夢や目標、将来なにになりたいかなど考えてみてください。目標や夢に向かってがんばれば絶対に成功すると思います。みなさんの成功を心から願っています。
山根優樹(八雲中)
進学先/広島修道大学商学部
私は総合型選抜の活動実績重視方式で広島修道大学に合格することが出来ました。活動実績重視方式とは、三年間、高校生活を通して培ってきた実績と経験を利用する入試です。私はこの三年間、アメリカ研修やソロコンテスト金賞、風紀委員長といったとても貴重な経験をしてきました。なのでその経験を活かせるチャンスだと思いこの入試を利用しました。また、この入試では志望理由書が必要でした。私は経営学部を志望していました。なので経営者である祖父に話を聞き、意見を取り入れながら志望理由書を作成しました。祖父のする話はとても魅力的でいつかは祖父のような、あるいは祖父を超える経営者になりたいと思うことが増えていきました。この過程で経営学についての知識も蓄えることもでき、祖父と話をしている時間は自分の受験に対するモチベーションでもありました。そして迎えた受験本番。面接ではこれまで蓄えた経営学の知識を総動員させて自分がどういった経営者になりたいかアピールしました。その結果、私は見事、合格を貰うことができました。この合格は自分一人の力で取れたものではありません。祖父をはじめ、最後まで支えてくれた家族や、前日まで面接練習に付き合ってくださった担当の先生、挫けた時に励ましてくれた友達。みんなが助けてくれたからこそ貰えた合格だと思っています。これらの方々には感謝の気持ちで一杯です。これはとても当たり前のことではなく、恵まれたことだと思います。周りへの感謝の気持ちを忘れず、恩返しをするつもりで大学では懸命に経営学を学び、祖父を超える立派な経営者になります。これから受験を迎える皆さん、受験は一人の力でできるものではありません。一人でやっていることに思えても何らかの形で周りには支えられています。このことを忘れずに受験に臨んで貰いたいです。苦しい時期もあると思いますが、がんばってください。応援しています。
岩谷陽奈(松江二中)
進学先/川崎医療短期大学看護学科
私は将来、終末期医療に携わる看護師になりたいと考えています。そのためには、高度な専門知識と技術の修得、質の高い現場実習に取り組めること、そして丁寧な指導が受けられることが必要だと考えたことから、川崎医療短期大学准看護科を総合型選抜という形で受験しました。
この総合型選抜には、一次審査に書類審査、二次審査に基礎学力確認テスト、面接が必要とされました。基礎学力確認テストは、国語・数学・英語の三教科総合型であり勉強しなければいけないのはこの三教科でした。
部活を引退したのが八月であったため、受験まであと二ヶ月しかないという焦りを持ちながら、まずは参考書で基礎を固めるところから始めました。休憩時間や自習の時間、放課後など空き時間を積極的に利用し、分からないところがあったら先生に聞くようにしていました。そして受験二週間前から過去問を解き始めました。最初の方は全然点も取れなかったけど、慣れていくうちに出る問題の傾向が分かり点も伸びていくようになりました。
面接では、まず志望校の特徴を知ることから始めノートにまとめていくようにしました。そうすることによって、見返す時に分かりやすかったり、ポイントとしてまとめているので面接練習の時にとても役に立ちます。
私が合格できたのは、受験までの時間が少なかった中でも私にできることを探してくださった先生、支え合いながら受験期を乗り越えた友達、そして受験当日までそばで見守っていてくれた家族には本当に感謝しきれません。
やりたいことがあるとないとでは物事に対するやる気が全然違います。なので、自分がやりたいことを早めに見つけてそこに向かって努力してください。周りには応援してくれる人は必ずいます。思うようにいかないことがあるかもしれませんが、自分に自信を持って頑張ってください。応援しています。
糸原叶空(八雲中)
進学先/松江総合医療専門学校作業療法士科
私が松江総合医療専門学校の作業療法士科へ受験を決めたきっかけは中学一年生の春休み、母にすすめられ参加した松江総合医療専門学校のオープンキャンパスでした。その頃の私には夢がなく何を目標に頑張ればいいのかわかりませんでした。しかし、オープンキャンパスに参加し初めて作業療法士の仕事について知ることができた時、とてもやりがいのある仕事で私に合っている仕事だと思いました。この頃から私は多くの患者様に希望が与えられる作業療法士を目指そうと考えるようになりました。そして、夢を持つきっかけを与えてくださった松江総合医療専門学校、作業療法士科に決めました。
私は、志望校を決めてからは毎回テストを頑張るようになりました。しかし、二年生のテストで中々思うように成績を上げることが出来ず苦戦していました。初めは下がっても何も思わず軽く考えていましたが二年生の二学期が終わり成績を見つめ直した私はこんな気持ちで作業療法士を目指して良いのかと考えるようになったことでやる気スイッチが入りました。それからは誰よりも勉強をがんばるという気持ちのおかげで一気に成績が上がり指定校推薦をしてもらうことができました。推薦をもらってからもやる気スイッチは切れることなく今まで以上に勉強を頑張ろうという思いや面接への熱意が増すばかりでした。
面接練習が始まり、自分の思いを話しては毎回にように課題が増え、面接ノートが黒くなっていきました。また、練習で返答できなかったことや分からないことをたくさん調べました。毎回一つ一つを修正していくのはすごく時間がかかりましたがやる気があったので全然苦に感じませんでした。最後まで気を抜かずにやる気で勉強も面接も頑張ったのでどちらともで結果を出すことが出来ました。
これから結果が出なくても誰もやる気スイッチはあると思うので諦めず目標に向かって頑張ってください。
山﨑美緒(八雲中)
勤務先/株式会社島根銀行
私が島根銀行受験しようと考えたきっかけは、進路担当の一言でした。
私は高校一年生の時から村田製作所で働きたいと考えていました。ですが、一学年あがるにつれてもし村田製作所に就いても自分に向いていないんじゃないかなど不安を持ったまま三年生の七月に入った頃、進路担当の先生から島根銀行を勧められました。正直、最初はこの職業こそ向いてないと思っていましたが、八月の企業見学に参加させてもらい、絶対に島根銀行に合格するという気持ちになり、ここから面接練習が始まりました。面接練習では担任の先生に毎日遅い時間まで一緒に付き合ってくださったり、ダメなところを指摘してくださいました。家では家族が一緒に面接練習を手伝ってくれたり、担任の先生、進路担当の先生、家族のおかげで無事、合格することができました。
私はこの経験で、何事も早目の決断と準備が大事なことに気づきました。この気づきを社会で活かして、早目に周囲の人と相談しようと心に思いました。
まだまだコロナ禍で、すべての行事が予定通りにできないかもしれません。ですがコロナウイルスに負けず、楽しい高校生活を送ってください。自分の決めた道は間違っていないと思いますので、自分を信じてください。これからも在校生のみなさんを応援していきたいと思います。